オリンピックの感動。私が心震えて泣いたのは、ある言葉

選手が教えてくれた大切なこと オリンピックも閉会式を迎え、たくさんの方が様々なシーンで胸を打たれることがあったと思います。占い師の私は、メダリストの生年月日を調べては、なるほど~と運気を紐解いていったり、違う楽しみ方もしていましたが。 占いはさておいて、私が見た中でもっとも印象に残ったオリンピックのシーン。 それは8月1日に行われた男子800メートルの準決勝です。米国選手がレース中に転倒。なんと!後ろを走っていたボツワナの選手も巻き込まれ、転倒してしまったアクシデント。何年もかけて、すべてのエネルギーをこの日のために費やしてきたであろうに、それを他人のトラブルに巻き込まれて一瞬にしてチャンスを失ってしまう。考えただけでも、怒りと悲しみと失意の感情が爆発しそうです。  アクシデントが発生したのは最後のコーナーに入る手前付近。たくさんの選手が大差なく並んで団子状態の中、アメリカの選手のアイザイア・ジュエットは自身の足が絡まり、転倒してしまったのですが。そのときに真後ろを走っていたニジェル・アモス(ボツワナ)も巻き込まれ転倒。2人は集団から大きく置かれてしまいました。 明らかに、もうレースには戻れないほどの遅れ。呆然とした失意の2人は、一度はトラックにそのまま座り込んでしまいます。でも、巻き込まれたボツワナの二ジェル選手は、そのあと、怒るどころか片膝をついたまま、その自分をまきこんだアメリカの選手に手を差し出して、がっちりと手を握り合ったのです。そして再び立ち上がり、二人で走り出しました。もはやタイムを競うような走りではなく、でも二人はともに並走したままあきらめることなくゴールしました。二人の前にゴールした選手から50秒遅れてでしたが、同じ組で走った各国の代表たちも笑顔で出迎えた素晴らしいシーンでした。 それだけでも感動なのに、私がさらに感動したのはそのあと。 後日、インタビューに答えていた転倒したボツワナの二ジェル選手の言葉に胸が詰まりそうなほど、感動して泣けてしまいました。このオリンピックの中で一番忘れられないシーンです。 彼の言葉とは・・・ 「私たちは、もっとたくさんの過酷な世界の中で生きてきました。悲惨な状況の世界を見てきました。競技中に転倒してしまったことなど、けっして大したことではありません。いくらでもそこから立ち上がることはできるのだから。 それよりも、このオリンピックを開催してくれたことに感謝しかありません。このコロナ禍で、世界中がつらい状況に陥っていたのに、このオリンピックは、そんな中で世界が初めて手をとりあって一つになれたイベントです。本当に素晴らしいオリンピックでした。ありがとうございます」 たしか、そんなことを言われました。 ネットで、このインタビューの言葉を探しても、見つからず・・・。一度見た私の記憶をたどって書いたので、細かな表現は違っているかもしれません。 でも、あまりに素晴らしい言葉に、涙がぽろぽろ止まらなくなってしまいました。 感謝を忘れると、人は不幸しか見えなくなる 人はどうしても、つらいことがあると、それしか見えなくなる。 ついすべてを人のせいにしてしまいたくなる。 つらいことがあってもそれ以上に素晴らしいことがあることに気づかなくなってしまう。 ましてや、こんな状況の中で、自分をこんな目に合わせた相手に、手を差し伸べられる彼の人間力。そこには、きっと自分の生まれ育った国でのあまりに過酷な状況で、人を責めることよりも人を助けることの大切をさ知っているからですね。 ボツワナは決して豊かな国ではないだろうに、彼の心の豊かさに、たくさんのことを学ばせてもらった気がした言葉でした。 でも、せっかくなので、彼の生年月日から彼のトリセツ占いを紐解いてみました♪ やはりとても強くて、ストイック。リーダーシップ力もある人です。今年はすべては自分の意志次第。愛は愛で返り、憎しみは憎しみで返るとき。彼は見事に、憎しみではなく「愛」を選んだのですね。ホントに素晴らしい。そして誰よりも皆が穏やかで平和であればいいと願う、心優しいエレメント。きっと普段は周りの人をたのしませるのが得意な彼で、人気者のはず。 あなたの持っているエレメントはどんな自分でしょう。そんな「自分トリセツ占い」、オンラインでもお伝えしますのでぜひご予約をお待ちしています。 このWEBサイト右上の【日程&ご予約】から。